学生時代に力を入れて取り組んだことは自炊です。

一般人です。自身の経験をもとに回顧していきます。

【慶應生が薦める】慶應文学部の小論文対策におすすめの本

 

特に慶應の文学部を目指す人、ほかの大学でも文学部を目指す上で重要になってくるであろう知識を獲得するために読んでおいた方がいい本を紹介していきたい思います。

 

 

 最初に

まずはじめに、慶應文学部の小論文対策ですが、最悪、対策しなくても何とかなります。過去問を数年分解いておけば大幅に減点ということはないです。

なぜかというと、小論文ではほとんど点数差がつかないからです。

 

慶應文学部は、超長文と呼ばれる1500wordsぐらいの英語の長文問題と、世界史or日本史の歴史問題、小論文から構成されています。

 

特徴としては、英語は辞書を2冊まで持ち込み可能、歴史がほぼ全問記述式といったところです。

 

慶應義塾大学2017/合格最低点|大学受験パスナビ:旺文社

によると過去5年の合格最低点は、230点近辺となっていて、私が受験した前後でもあまり変わっていなかった記憶があります。

 

英語:150点
歴史:100点
小論文:100点

ずつの配点です。

 

そして、ここが重要な所なんですが、安全圏での合格者は、得点配分的に

 

英語:120点
歴史:80点
小論文:60点

ぐらいです。

 

要するに、英語と歴史でしっかり稼ぐので、小論文は最低でも40点もあれば合格、下手なことを書かなければ大丈夫ということです。

なので、受験生は小論文の前に点数が伸びやすい英語と歴史の対策をした方がいいです。

 

まあなんですが、小論文もある程度対策をしておいた方が、不安要素もつぶせますし、浪人生などは、時間に余裕がある場合もあるので、知識を入れておいて、損はないのも事実です。

 

そこで、小論文対策として、何か文学部的な考え方を入れておきたいなという方におすすめの本を5冊紹介していきたいと思います。

 

1. 「考える」ための小論文 / 西研、森下育彦

まず初めに紹介するのは、『「考える」ための小論文』という本です。こちらの本は、何か一冊だけ読むならという場合に一番おすすめな本です。

 

小論文の書き方について、その構成方法や考え方を実用的に紹介しています。実際に慶應文学部や早稲田大学で使われた題材が載っているので、問題に触れながら、小論文の書き方に慣れていくことが出来ます。

 

そして、何よりもこの本のおすすめなポイントは、大学でもよく扱われる「文化相対主義」や「アイデンティティ」などのキーワードを紹介するコラムがある点です。

 

慶文の小論文の問題は、ある文章とお題が提示され、それに対する自分の論を展開するという方式で進んでいきます。

したがって、問題を解く上では、文章中に筆者が展開している論は何を背景としているのかということが分かっていると数段書きやすくなるんです。

 

だからこそ、小論文に頻出のキーワードや考え方がある程度わかっていることが重要で、そういう知識をつけることが出来るという点でもこの本は間違いなく良書です。

 

 

 

 

ここから紹介する本は、知識をつける系なので、小論文の書き方などが書いてある本ではありません。

 

2. はじめての構造主義 / 内田樹

続いては、こちらの『はじめての構造主義』という本です。こちらの本は、現在の文学系の学問の中で、特に重要とされている「構造主義」の考え方を学ぶことが出来ます。

 

文学部の小論文の問題は、(多分)文学部の教授の方々が作っています。

そうかどうかは別としても、当然小論文で扱う問題は文学部の学問に関係するものとなります。

 

例を挙げてみると、2017年の問題は「文化人類学」関連、2016年も「文化人類学」関連、2015年は「哲学」関連です。

 

参考:

慶應文学部小論文の総まとめ!頻出テーマ解説とおすすめの参考書 | Studyplus(スタディプラス)

 

なので、文学部系の学問で大きな影響を持っている考え方を学ぶことはめちゃくちゃ重要です。

 

『はじめての構造主義』では特に言語学社会学文化人類学における思想の変遷と、構造主義に関わる学者の考え方が説明されているので、おすすめなんです。

 

3. 武器になる哲学 / 山口周

次は、『武器になる哲学』という本です。先ほど紹介したように、慶文の小論文の問題では、哲学的なテーマが与えられることもしばしばです。

 

この本においては、哲学のかなり基本的な考え方や、哲学者たちを扱っているので、入試対策としてはもちろん、難しすぎるのはちょっときついけど普通に哲学のさわりを勉強してみたいという人にもピッタリです。

 

ただ哲学の考え方が羅列されているだけでなく、なぜそういう考え方に至ったのかということが分かりやすく書かれているところがおすすめポイントです。

 

ちなみに山口周さんは慶應文学部のOBでもある方なので、ぜひ大学一度読んで見てくださいね。

 

4. 哲学的な何か、あと科学とか / 飲茶

こちらは飲茶さんの『哲学的な何か、あと科学とか』です。

この本では、いわゆる「シュレーディンガーの猫」のような物理化学的な分野を扱いながら、「科学的なものの見方」「哲学的なものの見方」を学ぶことが出来ます。

 

突き詰めて考えると、哲学と科学という要素はかなり密接に関係しているのですが、それが分かる一冊です。

 

特にドラえもんの項などは、近代的な科学絶対主義に対して、【疑いの目】を持つことの重要性に気づかせてくれます。

 

実際に慶文2015年の小論文の問題は、科学的な知識に対して人間はどのように向き合うべきなのかという哲学的視点を問うてる問題となっていて、文学部だとなかなか縁のない、理系的な学問に関する問題も出ます。

 

その点、『哲学的な何か、あと科学とか』はちょうどその哲学と科学について取り扱っています。

めちゃくちゃ読みやすくて、面白いので普通に小論文とか関係なしにおすすめです。(笑)

 

息抜きしたい時などにもどうぞ。

 

5. 悲しき熱帯 / クロード・レヴィストロース

最後に紹介する本はレヴィストロースの『悲しき熱帯』という本です。

実際、読むのに時間がかかるので興味のある人だけおすすめといった感じです。

 

とにかくレヴィストロースの唱えた概念や考え方は、現在も大きな影響力を持っていて、それらを取り扱った問題もたくさん出ます。早稲田をはじめとした他大学の国語の問題などでも頻出します。

 

 この本は、そんなレヴィストロースが研究するために南アメリカに赴いた時を記述した紀行文的なものになっていて、彼の考えを知ることが出来ます。

 

2015年の小論文では、レヴィストロースの考え方を引用しながら、人間にとって「名前を付けることとはどのような意味を持つのか」という問題がでました。

 

レヴィストロースの考えを扱った問題は、慶應文学部頻出なので、ぜひ押さえておきたい所です。

ただ、レヴィストロースに代表されるような構造主義は、先ほどの『はじめての構造主義』の方が分かりやすく扱っているので、とりあえずという人にはこちらはおすすめはしません。

 

とにかくもっと勉強したい!たくさん読みたい!という方がいればぜひ読んでみてくださいね。

 

まとめ

まだまだ紹介したい本はたくさんありますが、とりあえず今回はこれで終わりです。

小論文は結構テーマ性の強い問題が出題されるので、ぜひまずはどんな問題が出ているか、過去問をチェックしてみてくださいね。