学生時代に力を入れて取り組んだことは自炊です。

一般人です。自身の経験をもとに回顧していきます。

【受験】仮面浪人時の大学生活をお話します。

 

 

「仮面浪人」について前回から記事を書いています。

 

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今回は私が仮面浪人を実際にした時の大学生活のお話をしたいと思います。

 仮面浪人をする際の、年間スケジュールの参考にもしていただけたらと思います。

 

 

 

浪人一年目、冬 

私は、1年間の予備校での浪人生活をした後も希望した大学に合格することはできませんでした。3月も中盤に差し掛かり、受けた大学すべてに落とされていた私は、ふらふらとした足取りで、唯一残っていた国立大学の後期試験を受けに行きます。

 

その頃、この国立大学にはあまり魅力を感じていなかったので、徐々に2浪することを視野に入れていました。

まさかこの後期試験で受けた国立大学から合格をもらえるなんて思ってもみませんでした。

 

 

 正直、志望校を決めるときから、後期で受ける国立大学には行かないだろうなと思っていたためにあまり熟考せずに受ける大学を決めてしまっていました。後期試験を行う国立大学の数もとても少なく、家から日帰りで受けに行ける国立大学を選びました。

 

合格したはいいものの、正直あまり行きたくはありませんでした。あまり熟考せずに決めてしまったために、学部も若干学びたい学問とは違っていました。(国立後期の学校もしっかり考えて決めましょう。)

 

そこで私は親に相談しました。「もう一年浪人させてください」と。

しかし親は許してはくれませんでした。当然ですよね。せっかく受かった国立大学を捨ててまで、また合格するかもわからない大学を目指して浪人生活を送りたいといわれても、「はいそうですか」と二つ返事で了承してくれるはずがありません。私が親の立場だったらとしても絶対に許さないでしょう。

 

迷っていた折、 私は大学に通いながら大学を受験する方法があることを知りました。それが仮面浪人、すなわち再受験です。

 

 ここで私の選択肢は必然的に二つに絞られます。

受かった国立大学で4年間を過ごすか、または仮面浪人して再受験を目指すか…。

 

 

大学入学前

仮面浪人をするしかないと思った私は必死にインターネットで仮面浪人を調べます。そこに出てくる情報は極めてネガティブな情報ばかり。

 

「仮面浪人はやめとけ、大学に戻れなくなる」「仮面浪人は侮辱」「仮面浪人の成功率は1%」等々、目を背けたくなるような表現が並んでいました。特に私は国立大学から私立大学へと再受験をしようとしていたので、なかなかそういった私立→国立の前例も見当たりませんでした。(あっても私立→国立とか国立→医学部など。)

自分でも明らかに茨の道に進もうとしていることが分かっていました。

 

この時点では、"再受験をするぞ”と確固たる意志を持っていたわけではありません。検索して出てきた情報におびえていた私はまず大学に通ってみて、そこから決めてみようと考えていました。

 

仮面大学生活、春

大学入学前に必死に読み漁った仮面浪人日記では、「大学生活と受験勉強を両立させることが仮面浪人を成功させるうえでは最も重要である」という旨の記述が散見されました。リスクを限りなく下げるという意味でも私はこの方針を取ることを決意します。

 

ここで私は、仮面浪人をするうえで次のことを決めました。

 

例え仮面浪人であったとしても

・大学の単位はすべて取り切ること

・友達作りは頑張ること

 です。

 

この目標は大学受験を終える3月までずっと掲げていました。サークルには入っていなかったので、なかなか友達作りには苦労することになりましたが、単位はすべて取り切っていたので、大学受験を迎えるころには「最悪、大学に残ってもいいや」と思えるほどには心の余裕も出ていました。後から思えばこれが一番重要だったのかもしれません。

 

 

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大学の時間割

 

仮面浪人当時の時間割は見つからなかったので、今の大学の時間割を貼っておきます。大体大学にもよりますが、大学1年次には平均で40単位ぐらいを履修することになります。(この時間割は48単位分)

 

一週間に少なくても12個、一日に3つぐらいは授業を取るという計算です。

こうなると一週間の生活的には、平日は朝と夜と空きコマの時間、週末には近くの図書館で一日勉強するといった感じです。さすがにそれだと足りないので私は授業中にも勉強をしていました。

 

仮面大学生活、夏

 夏になるとお待ちかねの夏休みです。周りの大学生が旅行に行ったり、サークル活動をしているのを横目に、私は夏休み中は図書館に缶詰めになっていました。

大学生の夏休みは2カ月ぐらいほぼ何もないので、ほかの浪人生と同じぐらい勉強することが出来ます。毎日片道30分かけて、徒歩で図書館に通っていました。

地域の図書館には、他の浪人生や高校生がいたのもよかったです。刺激を受けて勉強することができました。

 

宅浪生や仮面浪人生は積極的に外で勉強することをおすすめします。気分転換になると同時に、刺激を受けることが出来ます。

それと確か夏に模試を受けました。仮面浪人中は3回受けた模試でしたが、親に内緒で仮面浪人をしていた私は、生活費を切り崩して受験費用を作っていました。

 

仮面大学生活、秋

夏休みを終えて秋に入ると、徐々に仮面生活にも慣れてきました。

大学の授業にも出ながら、ペースを崩さずに受験勉強を続けていました。もちろん精神的に不安定になることもありましたが、それも何とか趣味にふけったりして切り抜けました。

大学の授業では、体育なども履修しており、いい気分転換になったのを覚えています。片道2時間かけて大学には通っていましたが、その分、空いてる大学の図書館などを使えていたので勉強はしやすかったです。

 

仮面大学生活、冬

冬は一般的な浪人生であるならば、最も精神的にしんどくなってくる時期でもあります。

一方、私はというと、2浪目ということもあり、逆に精神的にも安定してきました。

毎日、かなり全力で勉強をしていたので、やっとここまでここまでこれたかというぐらいにはやり切った感を覚えていました。

 

このころからもう、「まあ落ちてもいいや、やり切ったから」というような精神状態になっていたと思います。

 

この時期に辛かったのが成人式です。2浪目ですから、当然世の中の20歳の人達は成人式というビックイベントがあります。

私は上京していたということもあり、地元の成人式には出席しないことにしていました。心にしこりを抱えたまま参加しても、どうせ楽しめないことはわかり切っていたので。

 

まあそう割り切ってはいたものの、やはり気になってしまうのが人間の性。

同級生たちが晴れ姿の写真をSNSにアップしているのを見た時は、号泣しました。

「なんで俺ばっかりこんなつらい目に合わないといけないんだ」「なんで俺だけ…」

 

でも逆に、これがあってからはメンタル面も向上していきました。絶対勝ってやるという気持ちが強くなっていきました。結果を残すしかないと。

 

そうこうしているうちに受験期がやってきました。

 

仮面大学生活、受験期

2浪目の私は自分の進路について熟考したうえで、私立大学2校、学部3つを受けることにしました。この時点では親に連絡も取っていなかったので、当然受験費用もありません。お金がなかったので、3つに絞り、それまで貯めておいた10万円を一気につぎ込みました。

 

ここで、再受験組には最大の難関があります。それが、大学の期末テストと大学受験が被ってしまうことです。

 

ですが、幸いにも私は、大学の期末試験と受験期間は被りませんでした。

後期にレポート評価の授業をたくさん取ったというのも大きいかもしれません。大学の文系学部の授業は、評価方法が大まかにテストとレポートに分かれています。私は意識的に後期にレポート評価の授業が集まるように履修をしました。

 

基本的に仮面浪人する場合は、大学前期にテスト評価型の授業、大学後期にレポート評価型の授業を取った方がいいとされています。特に後期は時間も限られてくるので、ある程度、時間に融通の利くレポート評価の授業を取った方がやりやすいのです。

 

そんなこんなで受験勉強や期末テストをこなしていると、もう大学受験の日がやってきました。

 

現役時代から3度目となる試験。もうその大学の学生といっても過言ではないぐらいキャンパスの構造については熟知していました。(笑)

これだけやり切ったんだから落ちてもいいや、そう思って試験を受けました。そのかいあってか、全く緊張をせずに試験を受けきることができました。

3つの試験を受け終わった後は謎の達成感に包まれ、大学も終わっていたので家でだらだらしていました。

 

仮面浪人、合格発表

「合格発表の時はもうケータイ画面を握りしめていました。」

 

というのが、本来の受験生の姿なのでしょうが、3度目の私は合格発表の日になっても自分の合否は照会しませんでした。それぐらい「やり切った」という感情があったからです。というか受かったら家に分厚い書類が届くので、まあ待っていればいいだろうと思っていました。

 

そしてそこから3日後、家の郵便受けを開けたら分厚い書類が届いていました。

 

 仮面浪人、親との邂逅。

先ほどからちらちら書いていますが、実は私は、親に内緒で仮面浪人をしていました。

なので、仮面浪人の最後の難関は親の説得でした。

合格証書片手に親と面談を行いました。親もうすうす感づいていたらしく、「私が納得した人生を送れるなら」と再入学を認めてくれました。

 

国立大学から私立大学への再入学という最低の親不孝をしてしまった私を許してくれた親には今でも頭が上がりません。この場を借りて感謝申しあげます。

 

 こうして私は通っていた大学を辞め、再入学することになりました。

大学中退は、拍子抜けするほど簡単で、学部主任の先生と10分ほどの面談で終わりました。

この時の先生は、私が辞めるのにも関わらず

「君が納得して決めたんだろ、でもまあまた戻ってきたくなったら戻ってきてよ。」

という暖かいメッセージを頂きました。このメッセージをもらったということもあり、今でも在籍していた大学は大好きです。辞めることにはなりましたが、授業なども面白いものが多く、日本でも指折りのいい大学だと思っています。

 

 

この辛い一年間をすごした中で、特に支えてくれる人の有難さと、信念を貫き通すことの辛さ、達成感を学ぶことができました。特に近くで支えてくれた兄弟と、メッセージを定期的に送ってくれた高校時代の友人にも感謝をしています。

 

いろんな人からいろんなことを言われることもありました。

それでも「自分の人生を、自分が信じた方向へ進めるために、努力した一年間」は今では私のアイデンティティを形作っています。これからの人生、この仮面浪人の一年間よりつらいことはないだろうと思います。一生の間で流す涙の50%は20歳で流し切りましたから(笑)

 

 

それではまた。

 

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